からだドミノ™|エビデンスと妥当性の根拠
モデル概要
「からだドミノ™」は、
行動 → 感覚 → 姿勢 → 症状 → 構造変性
という連鎖的プロセスを示した“身体変化モデル”である。
この構造は、筋骨格系・神経生理・行動科学の知見と整合し、
科学・臨床・教育の3視点から妥当性を有する。
1.科学的視点(Evidence-based Science)
支持率:約65〜75%
生活習慣・姿勢・痛み・構造変化の間に統計的関連を認める研究が多数存在する。
Lis AM et al., Ergonomics, 2007
長時間座位と上半身痛の関連。
Caneiro JP et al., J Orthop Sports Phys Ther, 2018
姿勢と疼痛の因果は限定的だが関連あり。
Kwon JW et al., J Phys Ther Sci, 2015
姿勢矯正運動で筋骨格痛が有意に軽減。
Hodges PW & Tucker K, Pain, 2011
痛みが姿勢運動制御に影響することを示唆。
Courtney R, J Bodyw Mov Ther, 2009
呼吸筋の過活動が姿勢パターンと関係。
科学的に見ても、行動・姿勢・痛みの間に“リスク連鎖”としての整合性がある。
2.臨床的視点(Clinical Observation)
支持率:約80〜85%
臨床現場では「生活習慣 → 姿勢 → 症状」の順で現れるケースが高頻度。
McGill SM, Low Back Disorders, 2007
腰椎の過伸展・骨盤傾斜が慢性腰痛を助長。
O’Sullivan P, Man Ther, 2005
姿勢型(Postural classification)により症状出現部位が変化。
Sahrmann SA, Movement System Impairment Syndromes, 2002
動作パターンが疼痛部位を決定。
臨床的には、からだドミノは再現性の高い「進行型モデル」として機能する。
3.教育・行動変容視点(Educational / Behavioral)
支持率:約90〜95%
“姿勢を通して行動を見直す”フレームは一般理解度・行動変容効果ともに高い。
Prochaska JO, Am Psychol, 1992
行動変容ステージ理論(小さな気づきの連鎖が変化を生む)。
Chaitow L, Recognizing and Treating Breathing Disorders, 2014
呼吸・姿勢・ストレスの教育的連鎖。
教育・啓発モデルとしての「からだドミノ」は非常に高い有効性を持つ。
総合
科学的妥当性:約70%(リスク連鎖として整合)
臨床的妥当性:約85%(現場での再現性が高い)
教育的妥当性:約95%(理解・行動変容効果が高い)
総合妥当性:およそ80%(モデルとして有効)
まとめ
「からだドミノ™」は、因果の断定ではなく“リスク連鎖モデル”として科学的に妥当である。
小さな生活習慣の崩れが、感覚・姿勢・痛み・構造へと連鎖する過程を、
教育・臨床・研究のすべての領域で一貫して説明できる。
本データは、国内外の研究文献をもとに、
トレーナー吉田が独自に整理・算出した推定値です。